業務用痩身マシンの種類~メリット、デメリットまとめ

業務用痩身マシンは、エステサロンやクリニックでも用いられている痩身マシンのことを指します。

市販されているような痩身マシンに比べて、専門家だからこそ出力できる強力な熱・超音波などの力によって、脂肪を減らしていくことができます。
まずは、そんな業務用痩身マシンの効果や種類についてご紹介していきましょう。

業務用痩身マシンを利用すると得られる効果

業務用痩身マシンは、基本的にエステの知識と技術を持ち合わせているサロンスタッフや美容クリニックの看護スタッフが使うことを前提に製造されています。

そのため、誰もが使える家庭用痩身マシンに比べて、出力を高く設定することも可能です。
高い出力であれば、脂肪燃焼などにも効果が発揮されやすくなると言えるでしょう。

また、出力を高くすることによって短時間・短期間に効果も出やすく、その結果利用者の満足度を上げることもできます。
業務用痩身マシンを使うことで効率もアップしやすくなるので、利益の拡大につながることも期待できるでしょう。

業務用痩身マシンの種類

業務用痩身マシンと言ってもその種類は様々で、それぞれ仕組みや特徴が異なります。
こちらではエステサロンでよく導入されている業務用痩身マシンの種類をご紹介していきましょう。

キャビテーション

エステサロンでも人気の高いキャビテーションは、超音波を利用して脂肪燃焼を促進させる痩身システムです。
超音波を用いた美容マシンよりも、脂肪層にまで達するような周波数を出し、脂肪細胞の周りに気泡を発生させていきます。

気泡ができることで空洞化が起こり脂肪燃焼につなげていくのです。

キャビテーションを行う場合は、脂肪を温めた状態の方が効果は出やすいと言われているため、次に紹介するラジオ波を出力できる業務用痩身マシンを併用すると良いでしょう。

ラジオ波

ラジオ波は、体の中に高周波を送ることで体内から熱を発生させるようにします。
基本的にラジオ波は熱を発生させることが目的であり、ラジオ波のみでの痩身は時間がかかってしまう場合もあります。

そのため、先程紹介したようにキャビテーションとの併用にすることで効率的に痩身効果を発揮させることができるでしょう。
ラジオ波は医療機関でも治療の一環として利用されることもありますが、医療機関で利用されるラジオ波とサロンで利用されるラジオ波は周波数が異なります。

エンダモロジー

フランスで開発されたエンダモロジーは、筋肉を動かすようにローラーとヘッドが動いてくれるマシンです。

皮膚がボコボコの状態になってしまい、一度付いてしまうとなかなか取ることができない「セルライト」を作り出してしまう古くなったコラーゲン繊維をほぐす効果があるので、セルライト予防に効果的です。

また、老廃物の排出を促したり、血行促進にも働いてくれたりするため、痩身のみならず肌のターンオーバーの正常化にも役立つでしょう。
脂肪が燃えやすい体づくりには最適のマシンです。

サーモシェイプ

上記で紹介したラジオ波の40倍近くにもなるラジオ波を照射することで、脂肪を溶解させるサーモシェイプという業務用痩身マシンがあります。
こちらは体内温度が約41℃も上昇することで、脂肪燃焼を促し短時間での痩身効果が期待できます。

しかもサーモシェイプを行うことで、一時的に効果があるのではなく、1年以上持続してくれる点も魅力的と言えるでしょう。
高い効果が発揮できる分、トレチノインなどの特定の医薬品を使用されている方や、インプラントを入れている方などは使用することができません。

かなり細かく設定されているので、導入する場合は必ずカウンセリング時にチェックするようにしましょう。

ルミセルタッチ

ルミセルタッチは、ローリングと吸引効果によって脂肪を揉みほぐし、光照射をプラスすることで燃焼効率をアップさせてくれる業務用痩身マシンです。

ローリングと吸引だけでも痩身効果は発揮されますが、そこに赤外線A波+マゼンダ光を照射することによって光を当てた部分の温度を上昇させて脂肪燃焼の効率アップを図ります。

マゼンダ光は熱を生み出す以外にも、セルライトの分解効果やコラーゲン生成など、様々な役割を担ってくれています。
部分痩せにはもってこいの業務用痩身マシンなので、導入する際は部分痩せメニューとして採用してみてはいかがでしょうか。

EMS

体内に電気を流して筋肉を刺激し、脂肪燃焼を促進して消費カロリーを増やしていく業務用痩身マシンです。

多くの業務用痩身マシンは脂肪細胞や周りの細胞に働きかけるものが多かったのですが、EMSの場合筋肉に働きかけるものになるため、万が一他のマシンで効果が出なかった場合、違ったアプローチをかけることで痩身効果を生み出すことができるかもしれません。

EMSは家庭用マシンも多く販売されていますが、業務用の方が高い効果が期待できます。

ハイパーナイフ

特殊なハンドピースを使って脂肪を温めながらほぐしていく業務用痩身マシンを指します。
痩身効果はもちろんですが、その他にも肩こりや腰痛、むくみの解消などにも利用することができます。

さらにボディとフェイシャルの両方で活用できるため、サロンでの幅広い活躍が期待できます。

業務用痩身マシンには様々な種類があるため、選ぶ際は慎重にどのマシンを使うべきか検討する必要があります。
痩身効果は共通していますが、仕組みや効率、コストなどで比較するようにしましょう。

業務用痩身マシンを使いこなすために資格は必要?

エステサロンで業務用痩身マシンの導入を検討している人は多いことでしょう。
ただ、使いこなすためにはそれ相応の資格がいるのか気になるところです。

エステサロンには様々な種類があり、店によってコンセプトももちろん違ってきます。
施術方法や施術部位もそれぞれ異なり、痩身エステでは業務用のマシンを導入するサロンも多いです。

ですが、基本的にはエステティシャンは民間の資格という位置づけとなり、国家資格ではありません。
医療機関で施術を行う場合には、医療行為となるため医師の資格が必要になりますが、エステサロンではそのような特別な資格は不要です。

業務用痩身マシンは、痩身エステの中でも効果が期待できる方法となります。

痩身サロンを開業する際にも、特に資格や免許は必要なく、何らかの事業を開業するのと同様に税務署に開業届けを提出するだけで可能となります。
ただ、基本的には痩身サロンではマッサージにおける施術が多くなるため、そのようなリンパマッサージ技術の習得は必要になってくる可能性は高いです。

たとえ民間の資格であっても、資格を持っていない人と資格を持っている人とでは、お客様から見た印象も変わってきます。
そのため、何らかの資格を持てるよう準備しておくのも非常にオススメです。

特に痩身サロンの場合は、痩身に特化したリンパドレナージュマッサージやインドエステ系のマッサージ技術など様々なものがあるので、サロンのコンセプトや自分の目的に合った資格を取ると良いでしょう。

痩身サロンの業務用のマシンは多種多様ですが、ベーシックなものから特殊な機械は多いです。
機械を操作する資格は特に必要ありませんが、それぞれの業務用痩身マシンの使用方法や注意点をよく理解し、しっかりと慣れておかなければなりません。

一般的なリラクゼーションサロンよりも、痩身サロンの場合は特殊な機械を導入することで客単価が高くなる傾向にあります。
そうした背景からも、業務用痩身マシンの導入を検討する場合が多いのが特徴なのです。

その人の肉質に合わせた施術をしないと意味がない!

痩身マシンを導入して適切な施術をするためには、お客様一人ひとりの「肉質」に合わせた施術をすることが重要です。

体質や肉質は、軟らかい人もいれば、硬い人だっています。
それを意識せず、どの人にも同様の施術そしていては効果が十分に得られないことがあります。

肉質が軟らかい人の場合

ただ一言で肉質が軟らかいと言っても、原因も状態も人によって異なります。

筋肉が少なくプヨプヨの人

身体のどこを触っても気持ちいい肉質の人の場合、良質な筋肉量を増やし、血流やリンパの流れを促進させ、体内温度を上げます。
こうすることで、体内の余分な水分や老廃物を効果的に排出しながら引き締めることができます。

年齢とともに軟らかくなった人

元々は筋肉が付いていたが、年齢によって筋肉が衰え、たるみや緩みなどでボディラインが崩れてしまっている場合、緩んだ筋肉を鍛え直すことで引き締め、たるんだ脂肪を元の位置に戻す方法が適切です。

こうすることで、サイズダウンや脂肪燃焼につながります。

基本的に、肉質の軟らかい人の場合は筋肉から引き締めてあげるような施術がより効果的と言えます。
筋肉を引き締め、水分・脂肪代謝を上げることで身体の中からハリや引き締まった身体に導くように進めることが重要なのです。

肉質が硬い人の場合

肉質が硬いと聞いても、ピンとこない人もいることでしょう。
肉質が硬い状態というのは、筋肉質であったり、脂肪自体が硬い状態のことを言います。

筋肉質の人

体育会系だったり、筋肉を使う運動や仕事をしているような人は、代謝が高く身体を温める力を持っているのが特徴です。
そのような人の場合、固くなっている筋肉をほぐして軟らかくするための施術からスタートします。

脂肪自体が硬い人

身体のどこを触っても張っていたり、ひざ裏やそけい部が詰まっている状態やセルライトが気になる人の場合、脂肪自体が硬くなっていると言えます。
このような場合は、身体の深部からしっかりと温め、ほぐしていきましょう。

身体が温まり軟らかい状態になると、脂肪燃焼もしやすく筋肉の圧迫で滞っていた血流・リンパがスムーズに流れるようになるのです。

肉質に合わせて施術を行わないといけないとなると、1台の業務用痩身マシンだけを導入しても効果が出ない可能性があります。
複数、もしくは1台で複数の機能を持つ業務用痩身マシンを利用した方が、お客様一人ひとりの肉質に合わせて効率的に施術することができるでしょう。

コストがかかる業務用痩身マシン…対策方法は?

サロンに業務用痩身マシンを導入したいけれど、やはり気になるのはその際にかかってくるコスト面ではないでしょうか?

痩身マシンは、1台購入するのにもやはりコストがかかってしまいます。
では、どのような対策が必要になってくるのでしょうか?

業務用痩身マシンの価格相場

痩身マシンには、様々な機能を持つ機器がありますが、その中でも4点に絞って比較していきましょう。

・ハイパーナイフ
1台約180万円

・ウルトラハイフ
1台約320万円

・ヴィーナスライン
1台約240万円

・キャビリポDEX-V
1台約136万円

このように、業務用の痩身マシンとしては価格の差は決して多くはありません。
高周波タイプなのか、超音波タイプなのかによって判断するのもオススメです。

痩身をコンセプトにしたサロンは、業務用痩身マシンの導入は広告や宣伝のキーワードとして強みになり、売りとなります。
リラックス度を求めるのか、結果を求めるものを選ぶかなどを慎重に検討して購入すると良いでしょう。

しかしその一方で、こうした痩身マシンを1台購入するとしても簡単に購入に踏み切れないのも実態ではないでしょうか?
また初期投資として購入し、結果的にメリットの方が大きいとしても、自己資金がなかなか用意できないこともあるでしょう。

そのような場合だと、痩身マシンを軽々しく購入できないのも納得できます。
エステサロンのオーナーとして、経営する上でいかにリスクを抑えられるかどうかも重要なポイントとなるのです。

リース契約でコストを抑えつつ業務用痩身マシンを導入する

そこでオススメなのが、リース契約の利用です。

最近では、金融緩和の影響でエステ業界でも痩身マシンなどのエステ機器のリース・レンタルの審査も容易となっています。

リースで業務用痩身マシンをレンタルすることができれば、自己資金を用意できなくても月々払いで導入することができますし、場合によっては複数台導入することも可能です。

また、1台でいくつもの機能を持っているような業務用痩身マシンを選択するというのも方法の1つです。
最新の痩身マシンといえるフォースカッターなら、1台で4つの施術が可能です。
また、肉質に合わせた施術を1台で臨機応変に行うことも可能になりました。

フォースカッターについての詳細は以下の記事でチェックしてみてください。

痩身サロン経営にあたってどのような導入方法が合っているのか、コンセプトや強みは何なのかを明確に考え、しっかりと検討するようにしましょう。
業務用痩身マシンを導入する方法は、購入だけではないということを事前に知っておくと良いでしょう。

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